地震で新年が始まりました

 ロシアとウクライナの戦争は3年目に入りました。パレスチナガザ地区でのハマスイスラエルの戦闘状態もなかなか終息しません。イスラエルのミサイル攻撃でイランの将軍が亡くなり、その報復攻撃もささやかれています。世界中で火種があり、あちらこちらで発火点に達しようとしています。能天気に構えていると、いつのまにか第三次世界大戦に突入という状況かもしれません。

 

 トランプとバイデンの再戦といわれる米国大統領選挙、プーチン大統領の再選がほぼ確実なロシア政界、習近平が終身の主席となった中国。なんとも変わり映えのしない国際政治の現状は、先行きの不透明感を払しょくできません。国際社会もそうですが、日本国内に目を向けると、自民党の政治資金パーティで集金したお金が裏金として還流しており、底の見えない泥沼のようにお金まみれになっている姿が見えてきました。日本の政界には、国民のために汗を流そうという政治家はいないのではないでしょうか。まずは自分たちの利権を確保して、というスタンスの人が目立ちます。まずは選挙で勝って自分自身の身分保障、そして永続的な利権の確保に精力を注ぐ。そんな政治の姿しか最近のニュースからは見えてきません。

 

 実質賃金は上がらないのに、諸物価はインフレ気味に推移している。食べるために働き続ける高齢者、結婚できない若者たち。政治に対する期待をほぼ失い、それでいて不満を抑えることができなくなってい庶民。なんとも刹那的な時間が経過しているような印象しかない。

 そんな中で、激動の年を予兆するかのような元日の震度7地震。なにごともなく、過ぎてゆけばと願うばかりである。